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2021 National Park FREE Entrance Dayと冬にオススメの国立公園 7選!

Yosemite National Park

昨年2020年の3月頃から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が深刻化し、米国のNational Park(国立公園)の殆どが全面閉園または一部閉園を強いられましたが、6月頃から段階的に再開し8月には米国に63ある全てのNational Parkが開園しておりました。

コロナの影響で7月まではビジターも少なかったようですが、8月にはコロナ感染も沈静化の傾向にあったため、巣ごもりに疲れた人々が他と比べて安全な旅行先として全米のNational Parkを訪れ始め、その勢いは秋になっても衰えずに、8月から10月にかけて前年以上、なかには月別で過去最高のビジターを記録したNational Parkもありました。

例えば、Yellow Stone National Park(イエローストーン国立公園)は、10月に前年2019年同月より10%多い36万人以上のビジターを記録、

Grand Teton National Park(グランドティトン国立公園)は、10月に前年同月比88%アップの35.1万人、Glacier National Park(グレーシャー国立公園)も前年の同月比60%アップの12.5万人のビジターを記録しました。

しかしながら、10月の終わり頃からコロナ新規感染者が再び増え始め、多くの州で店舗の営業時間や人数規制、州によってはバーやナイトクラブの営業停止令やStay-at-Home Order (外出禁止令)も発令されました。

わたくし自身も、秋におすすめのNational Parkを調査し、11月終わりのThanksgiving前に、サンフランシスコから車で行けるYosemite National Park(ヨセミテ国立公園)訪問を計画していましたが、コロナの復活で計画を断念せざるを得ませんでした。

OSAクン
OSAクン

そう言えば、ホテルの予約とかも楽しそうにしていたのに残念だったね〜

そして、年も明けた1月半ばの現在も、米国では1日の新規感染者数が20万人以上を超える日が続いており、カリフォルニア州、オハイオ州、ノースカロライナ州ではStay-at-Home Order (外出禁止令)が継続されており、他の多くの州でも何かしらの規制がされています。

2021 FREE National Park Entrance Day

そんななか、National Park Service(アメリカ合衆国国立公園局)が、2021年のFREE National Park Entrance Dayの日程を発表しました。

2021年は以下の6日間がFREE Entrance Dayで、National Parkを含む通常入場料($5~$35)がかかる122のPark(公園区)の入場料が無料となります。

わたくしが住んでいるカリフォルニア州には、自身が昨年コロナで訪問を断念したYosemite National Parkをはじめ、入園に入場料が必要なPark(公園区)が11カ所あります。

今年最初のFREE Entrance Dayは、来週1月18日(月)のMartin Luther King Jr. Day(キング牧師誕生日)となりますが、実はわたくしも昨年Yosemite National Park訪問中止のミニリベンジとして、FREE Entrance Dayを利用してそのひとつの、

サンフランシスコの北12マイル(約19Km)にあるMuir Woods National Monument (ミューアウッズ国定公園)に行く計画を立て、事前に予約が必要な公園駐車場の予約までしておりました。

Muir Woods National Monument

しかしながら、12月にカリフォルニア州で発令されたStay-at-Home Order(外出禁止令)が延長され、リモートスタディが続いている我が子の学校クラスメートがコロナに感染するなど、身近にもコロナの危険が迫っていることから、家族とも協議して泣く泣く来週18日(月)のMartin Luther King Jr. Day のMuir Woods訪問を中止にしました。😂

OSAクン
OSAクン

またも中止で残念かもしれないけど、Muir Woodsならいつでも行けるし懸命な判断だと思うよ・・・

National Park Annual Pass

National Parkを含め通常入場料がかかるPark(公園区)は全米で122カ所あリますが、入場料は$5~$35と他のアクティビティと比べると決して高いものではありませんが、

2021年はコロナの影響もあり、National Park好きの方も例年のようにとはならないと思いますが、家族で何度も訪れるとなると決して安くもありません。

同じParkだけに年に複数回行くのであれば、お安いPark-Specific Annual Passを購入するのが一番お得になりますが、複数のParksを頻繁に訪問する方は、America the Beautifulと呼ばれる年間パスを購入するのがお得です。

America the Beautiful 

United States Geological Survey: USGS(アメリカ地質調査所)が、「Americathe Beautiful」と称し、数種類のPassを発行しており、Passの種類と各Passの購入資格は以下となります。

Annual Pass:

  • 2人のオーナーにてPassを共有することが可能(家族である必要なし)
  • Passオーナーは、15才以下の子供と3人までの大人を同行可能
  • 日本語のブローシャーもあります

Annual Pass for U.S. Military: Free

  • 軍人(Army, Air Force, Navy, Marines, Coast Guard, National Guard)、士官学校生、そしてActive Reservists(予備役) (退役軍人は含まれず)

Senior Pass: Lifetime Pass-, Annual Pass-

  • アメリカ市民または永住権保持者で62才以上の方

Access Pass: Free

  • アメリカ市民または永住権保持者でdisabilitiesのある方

Volunteer Pass: Free

  • 連邦機関他で、250時間以上のボランティアを実施した方

そして、ユニークなのが、

Annual 4th Grade Pass: Free

  • National Parkをはじめ、全ての有料公園区で通常15才以下は入場無料ですので、実際は4th Graderのお子さんがいるご家族のためのPassとなります。
  • 9月1日から翌年8月31日まで有効の年間パス

4th Graderのお子さんをお持ちの方は、こちらのEvery Kid OutdoorsからFree Passを取得できます。

そしておまけは、恐らく1年限定の特別措置になるかと思いますが、

2020年はコロナの影響でNational Parkを含む公園ユニット訪問を控えた方も多いかと思いますが、昨年上記のAnnual 4th Grade Passを利用できなかった4th Graderファミリー、つまり今年5th Graderのお子さんを持つファミリーは、

Free Access for 5th Graders特典として、National Park ServiceのウェブサイトからFree Voucherをダウンロードでき、それをプリントアウトしPark訪問時に見せるだけで、4th Grader Family Passと同じように、ご家族全員が入場無料になります。

Free Voucher for 5th Graders

こちらのVoucherは、Annual 4th Grade Passと同じく2021年8月31日まで有効です。

OSAクン
OSAクン

アメリカらしいとても粋な計らいだね・・・

冬にオススメの国立公園 7選!

冬は伝統的にNational Parkの閑散期ですが、人によっては、特にNational Parkを良く知る人のなかには、「ビジターが少ない冬こそ本当の自然に触れられるベストシーズン」とさえ言う人もいます。

とは言え、寒い中のNational Park訪問が万人に適している訳ではないので、お子さんから年配の方まで、誰もが冬でも気軽に楽しめる見地から、冬にオススメのNational Parkを7つ選んでみました。

一部のParkにはLive Webcamが設置されており、直ぐに訪問は難しくても気分だけでも味わえるように、そのリンクも貼っております。

Big Bend National Park(ビックベンド国立公園), Texas

Big Bend National Park

Big Bend National Parkは、有名なリオ・グランデ川を挟んでアメリカのテキサス州とメキシコの国境に位置するNational Parkです。夏には100℉(37.8℃)を優に越えるBig Bendですが、冬は日中の気温は60F~70℉(15.5℃~21.1℃)と穏やかで、夜も40℉(4.4℃)を下回るよう日は滅多になく、冬にこそ訪れるべき国立公園のひとつに挙げられます。

Big Bend National Parkはハイキングで有名ですが、一番人気のHot Springs Trailはコロナの影響を受け現在閉鎖していますが、他のトレイルコースはオープンしており、キャンプ場やRVパーキング、そしてロッジもキャパシティを落として営業しています。

Webcamリンクはこちら

Biscayne National Park(ビスケーン国立公園), Florida

Biscayne National Park

Biscayne National Parkは、マイアミの南に位置する穏やかな「ビスケーン湾」と長いサンゴ礁に挟まれた海洋公園で、米国でも屈指のスキューバーダイビングのスポットとして知られています。冬でも気温が80℉(26.7℃)台と暖かい気候で、一般の人々もカヤックやスノーケリングで珊瑚礁やそこに生息する色鮮やかな魚を見て楽しむことができます。

ラフティングボートの営業が停止となっていることを除くと現在全ての施設が営業しており、ボートで行く必要があるBoca Chit KeyとElliott Keyの2つのキャンプ場もオープンしています。

Death Valley National Park(デスバレー国立公園), Nevada/California

Death Valley National Park

カリフォルニア州の東部に位置するDeath Valley National Parkは、夏はアメリカ、いや世界で最も暑く乾燥している場所で、世界最高気温134℉(56.7℃)を記録したことでも知られています。
暑さの厳しい夏とは反対に、冬の間は穏やかな気候で32℉(0℃)以下を記録するような日はありません。

Badwater Basin(バッドウォーター・ベイシン)は、海抜−282 feet(−85.5m)と北米大陸で最も海抜の低い場所で、天然塩が造りだす内陸湖としてDeath Valleyの絶景スポットとして知られています。

夏の暑い時期にはできないハイキングが冬のDeath Valleyでの人気アクティビティで、公園内で一番の高台になるTelescope PeakやZabriskie Pointの周囲の不毛地帯は人気のコースです。

Death Valley自体は現在も訪問可能ですが、カリフォルニア州のStay-at-Home Order (外出禁止令)により、キャンプサイトや施設は全て閉鎖しています。

Everglades National Park(エバークレーズ国立公園), Florida

Everglades National Park

世界遺産にも登録されているEverglades National Parkは、マイアミの南西約55 miles(90km)に位置し、沼地、湿地、草原、マングローブによって形成され、ワニ、マナティー、野鳥など多様な生態系が見られる場所です。Evergladesの冬はとても穏やかで湿度も低く、エアボートに乗って公園内の川や小さな島を巡りながら、生息する色々な動物を観察するツアーはとても人気があります。

現在Evergladesの見どころのひとつであるShark Valley地区は閉鎖しているようですが、他のエリアや公園内のツアーやカヌー・カヤック、そしてキャンプ場もオープンしています。

Joshua Tree National Park(ジョシュアツリー国立公園), California

Joshua Tree National Park

カリフォルニア州南東部、ロサンゼルスの東約164 miles(264km)に位置するJoshua Tree National Parkは、夏の平均気温は100℉(37.8℃)を超えますが、冬の昼間は60℉(15.5℃)を越える日も多く、ジョシュアツリーの姿を楽しめるHidden ValleyやCap Rockという岩がある短いトレイルコースを含め、数多くのトレイルコースがあり気軽にハイキングが楽しめます。

現在Stay-at-Home Order (外出禁止令)でキャンプ場や他施設は閉鎖しており、日中のみ訪問可能となっています。

Webcamリンクはこちら

Saguaro National Park(サワロ国立公園), Arizona

Saguaro National Park

日本ではあまり馴染みがない(?)Saguaro National Parkは、アリゾナ州のツーソン郊外にある世界最大のサワロサボテンが生息する国立公園です。夏はとても暑くなるSaguaroですが、冬の間は日中の気温が70℉(21.1℃)程度と温暖で、公園内には短いトレイルコースから本格的なコースまでたくさんあり、ハイキングをしながらサワロサボテンはもちろん、他にも多くの砂漠の草、低木、花、鳥、哺乳類、爬虫類を観察することができます。

現在キャンプ場他公園内の施設はオープンしておりますが、1グループの人数は10人までと制限されています。

Webcamリンクはこちら

Hawai’i Volcanoes National Park(ハワイ・ボルケーノ国立公園), Hawaii

常夏のハワイ島の最大の見所として有名なVolcanoes National Parkは、もちろん冬にオススメの国立公園のひとつです。世界最大のマウナロア火山(4170m)と、世界一活動が激しいキラウエア火山(1247m)を含む広大な国立公園で、今も続く火山活動を目の当たりにできます。

ビジターセンターのサービスや一部の区域の入場が制限されていますが、殆どの施設はオープンしており、サイクリング、ハイキング、そしてキャンピングも可能です。但し、他州からハワイを訪問する人は、現在到着後10日の自己隔離期間が義務づけられていますので、他州からの訪問はコロナが収束するまで待った方が良いと思います。

Webcamリンクはこちら

実は、元々は今年最初のFREE Entrance Dayとなる「 Martin Luther King Jr. DayにオススメのNational Park 7選!」として紹介するつもりでしたが、

コロナが猛威を振るい1日の新規感染者数が20万人を超える日が続いているため、1月18日(月)のMartin Luther King Jr. DayのNational Parkは個人的にオススメできず、

少しコロナが収まってから、または2021-2022の冬の訪問をオススメする意味で、「冬にオススメの国立公園 7選!」としました。

おわりに

繰り返しになりますが、コロナが席巻する現状下、今年最初のFREE Entrance Dayとなる来週1月18日(月)のMartin Luther King Jr DayのPark訪問はオススメしませんが、

巣ごもりが長引きリフレッシュが必要な人には、2月や3月にコロナが少し収まるようであれば、National Parkはコロナ禍の訪問先としては安全な場所のひとつであると思いますので、アミューズメントパークやテーマパークに行く代わりに、今回オススメした7つのNational ParkをはじめPark(公園区)訪問をオススメします。

春になり暖かくなると、多くのNational Parkのシーズンが始まりますが、ワクチン接種の普及とともにコロナも収まり飛行機での移動も可能になり、本格的なNational Parkシーズンが始まる初夏までには、コロナの心配をせずにNational Park訪問ができるようになっていることを願わずにはいられません。

OSAクン
OSAクン

Sfyamachanほどではないけど、僕も家族もNational Parkは結構好きなので早く気軽に行けるようになるといいね・・・

最後になりますが、FREE Entrance Dayを利用して来週の1月18日(月)のMartine Luther King Jr. Dayや近々コロナ禍のPark訪問を予定してる方は、マスク着用やソーシャルデイスタンス他、National Park Serviceと訪問先のParkの安全ガイドラインに従って楽しんできてください。

Stay Safe & Healthy!