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コロナ禍の日本出張記 (後編) – 10日間の自主隔離期間から日本出国・米国帰国迄 (2021年10月)

コロナ禍、6月の日本出張に続き再度日本へ出張することになり、しかも、出張の直前に2021年の10月1日から、入国制限緩和により条件付きで入国後の待機期間が14日間から10日間に短縮されることになり、それに合わせて出張スケジュールやフライト・ホテルの予約変更、出国72時間以内のコロナ検査の陰性証明書もきちんと取得し、仕事でドタバタしながらも予定通り米国を出国しました。

日本到着後の検疫検査は、到着便が重なっていたのか少し混雑しており、前回と比べて検疫検査の待機期間が長く、「予約をしていたリムジンバスに乗り遅れはしないか?」と少しハラハラしましたが、無事コロナ抗原検査も陰性判定にて日本入国を果たし、何とかリムジンバスの出発時間にも間に合うことが出来ました。

今回のブログ記事では、「コロナ禍の日本出張記 (前編) – 米国出国準備から日本入国迄 (2021年10月)」の後編として、日本入国後から新宿のホテルでの10日間の自主隔離期間、緩和陰性証明の取得・提出、そして日本出国・米国帰国迄の経験をご紹介したいと思います。

自主隔離期間中の滞在ホテルへ

成田空港からのアクセスがあり、日本入国・帰国者の自主隔離滞在ホテルとしての利用が可能で、そして一番大事な、入国後10日目にホテルから公共交通機関を使用することなく、緩和陰性証明取得の為の新型コロナ検査を提供する厚生労働省が承認している検査所へ行けるという条件、加えて零細企業の懐にも優しいということで選んだ待機期間中に滞在するホテルサンルートプラザ新宿ですが、

成田空港からのアクセスは「入国者専用のリムジンバス」を使用しました。

TCATを経由して赤坂エリアの6つのホテル、そして、私の滞在先のホテルサンルートプラザ新宿も含めた新宿エリアの7つのホテルへ行くことができます。チケット代は4,000円と割とリーズナブルです。

Source: Airport Limousine

出発前に成田空港第1ターミナル発18:10の便を予約しましたが、現在1日3便だけで、日本到着後の検疫検査に少し時間が掛かり、一時は「18:10発の便を21:10発に変更しなくては?」と心配しましたが、結局は、コンビニでおにぎりと飲み物を買い10分前には指定のバス乗り場に着くことが出来ました。
行き先表示はなく、「臨時バス」と表示されています。

出発時間が近づいても他の乗客が現れず、「まさかひとり?」と思いつつ時間になりバスに乗り込みました。入口で予約確認メールで送られてきたQRチケットをスキャンし、座席マップにて4Aの座席を指定され席に着きました。

座席マップには予約した乗客の名前が記載されており、私以外の名前も4〜5名程目にしましたが、検疫検査で時間が掛かっているのか、出発時間を過ぎても他の乗客は現れず、結局乗客は私1人でした。

OSAクン
OSAクン

良かったね無事乗れて・・・ このバスを逃した人は3時間待ちだね・・・

乗客は私1人だけなので、「TACTも赤坂も寄らずに新宿に直接行くのでは?」との期待通り、バスは直接新宿方面に向かい、ホテルサンルートプラザ新宿に着いたのは午後7:40、時刻表の予定到着時刻午後8:42より1時間も早くホテルに到着することが出来ました。😊

ホテルチェックインから10日間の自主隔離

自主隔離ホテル

リムジンバスでホテルサンルートプラザ新宿に到着し、直ぐにチェックイン。

チェクイン時には、海外から入国し自主隔離のための宿泊者向けとのことで、以下の案内があった以外は基本他の客と全く同じ対応でした。

①大変申し訳ございませんが、朝食を含めたレストランのご利用はお控え頂きます。
※朝食付きプランでご予約されているお客様は、お手数ですが食事なしのプランにてお取り直しをお願い致します。

②ご滞在中の清掃については、衛生上の観点及び客室内環境保全の為、清掃がご不要のお客様に関しましても、4日目に清掃をさせて頂くようお願いしております。
清掃ご希望日に、客室扉に「部屋を掃除してください」のマグネットを出していただければ入室致します。
客室扉に「起こさないでください」・「ノークリーニング」のマグネットが出ている場合でも、4日目には清掃に入らせて頂きますので、あらかじめ御了承ください。

③清掃ご不要日でも、タオル・アメニティ類の交換は承っております。
ご使用後のアメニティにつきましてはバスルーム内のゴミ箱(黒い袋)へお入れ頂きます。
一日一回各袋に入れて密封して頂き、客室ドア前に置いて頂きますようお願い致します。
ゴミについては、リネン類と同様に袋に密封して頂き、ドア前に置いて頂きますようお願い致します。

上記③については、対応時間をAM10時~PM2時の間のみの対応とさせて頂きます。
ドア前に使用済みのリネン類、ゴミを出される際、新しいものをご希望の際は、フロントまで内線をお願い申し上げます。

④客室から出る場合はマスク着用をお願い致します。
⑤コインランドリーのご利用は可能な限り、夜間など他のお客様にご配慮頂ける時間帯にご使用頂き、自販機についても同様にお願い致します。
⑥ホテルスタッフとお客様とのやり取りは原則、内線電話とさせて頂きます。
⑦ご滞在中に咳や発熱等の症状がある場合は、ホテルスタッフまで内線でお申し出下さい。
チェックアウトの際、清掃スタッフの安全性を踏まえ体温を測らせて頂きます。

OSAクン
OSAクン

ごくごく常識的な案内・お願いだよね・・・

1点興味深かったのが、前回6月に日本に入国した際の自主隔離で14日間滞在したコンフォートホテル成田では、2週間の間帰国者の部屋へはスタッフの入室は不可とのことで部屋の清掃は無し、シーツやタオルの交換は自分で、ゴミ出しは週に2回部屋の外に出しておくようにとのことでしたが、

今回のホテルサンルートプラザ新宿では、清掃は他の客と同じように要求があれば基本毎日、「衛生上の観点及び客室内環境保全の為清掃が不要のお客様に関しても、4日目に清掃を・・・」とのことで、部屋清掃に関しては、特に自主隔離者に対しての特別対応はありませんでした。

シングルルームの部屋の大きさは15.7㎡だそうですが、前回成田で自主隔離したホテルのシングルルーム 13㎡より“何故か”少なくとも1.5倍程度は広い感じで荷物を広げるスペースも余裕であり、ベッドも140×203cmと充分な大きさです。

OSAクン
OSAクン

15.7㎡が13㎡の1.5倍とはならないので、どちらかの部屋の広さが間違っているんじゃないの・・・?

Source: ホテルサンルートプラザ新宿

15.7㎡と言う部屋のサイズ決して広くはないですが、大きな窓もあり圧迫感も無く、また、前回より滞在期間が少し短い10日間(11泊12日)の自主隔離だったせいか、おまけに、隔離期間中も結構仕事で忙しくあまり余計な事を考える暇も無かった為、前回よりかなり速く時間が過ぎ精神的にも楽でした。

隔離期間生活に必須のコインランドリーもホテル内の5階、8階、11階の3箇所にあり、電子レンジも併設しており、ホテルに関しては何の不便もありませんでした。

何と言ってもこの新宿のホテルの良いところは、ホテル周辺に私の大好きなコンビニが何軒もあることに加えて、テイクアウトできるレストランが数多くあることでした。

コンビニ大好き、B級(C級?) グルメファンの私は、アメリカ生活では決して楽しむことができないコンビニ食を中心に、コスパ最高の食事を連日楽しみました。

吉野屋
はなまる
かどや

新宿ですので、駅ナカやデパ地下と言う、これまた海外在住者にとっては魅力的な選択肢もあったのですが、待機期間中の自粛ポイントとして「できるだけ人と接触をしない」とのことで、人の密集地となる駅ナカやデパ地下へ出掛けるのは避けました。

OSAクン
OSAクン

駅ナカは、公共交通機関自体ではないから基本セーフなんだろうけど、人の密集地ではあるね・・・

MySOSによる現在地報告、健康状態報告、居所確認

前回6月に日本へ出張した際は、現在地報告は位置情報確認アプリ (OEL)にて、健康状態の報告はメール通知のリンクをクリックして、そして、居所確認(ビデオ通話応答)はMySOSでと、それぞれ違った方法で対応する必要がありましたが、

今回は、入国者健康居所確認アプリ (MySOS)だけで、毎日必要な以下の報告・確認が出来るようになっていました。

  • 現在地報告
  • 健康状態報告
  • 居所確認(ビデオ通話)
OSAクン
OSAクン

MySOSのダウンロードから登録、設定、使用方法は、こちらの厚生労働省の資料を参照してね・・・

日本到着後空港で登録した待機場所(自宅、ホテル等)へ着いた後、当日中に「待機場所登録」をする必要があります。

私の場合は、待機期間10日間の滞在先としてホテルサンルートプラザ新宿を申請しておりましたので、リムジンバスでホテルに到着した後に直ぐMySOSで待機場所の登録をしました。

待機期間途中で待機場所を変更する場合も、この「待機場所登録」から出来るようです。

そして、入国後翌日(1日目)から待機期間中毎日、現在地情報の報告、健康状態の報告、居所確認(ビデオ通話)を以下のような感じで行いました。

  • 現在地報告:午前と午後に1回ずつ1日計2回MySOSにプッシュ通知が来て、その都度直ぐに「現在地報告」をタップして報告しました。
プッシュ通知 -> タップして
MySOSを開いて
「現在地報告」をタップして報告
  • 健康状態の報告:1日1回毎日午前11時過ぎにプッシュ通知が来ました。
プッシュ通知 -> タップして
MySOSを開いて「健康状態報告」をタップして
質問に答えて「回答完了」をタップ

こちらは、現在地報告と違って直ぐに報告する必要ななく、当日中に質問に回答し報告すればOKです。

  • 居所確認(ビデオ通話):待機期間中に“基本”1日1回、ランダムな時間(昼前後が多かったです)にプッシュ通知が来て、AIのビデオ電話に応答しました。オペレーターが掛けてくることもあるそうですが、私の場合は全てAIからによるものでした。

    実際のビデオ通話の前に、これからビデオ通話を発信するとの内容のプッシュ通知が来ます。
プッシュ通知 -> タップすると
MySOSが開いて、ビデオ録画と位置情報取得の事前通知

そして、それから約1〜2分して実際に入国健康確認センターからビデオ電話 (AI)が掛かって来て、それに応答すると顔と背景が映るようにとの案内が出て、30秒程通話が録画されます。AIの場合は会話はなく録画のみです。

余談ですが、

入国時に空港でMySOSの使用方法の説明を受けた時に、「食料調達時等でたまたま外出時にビデオ電話通知があった場合はどうするべきか?」と検疫所スタップの方に質問をしたところ、「そのような場合は電話に出ない方が良い」と言われました。

OSAクン
OSAクン

登録した隔離場所に居なかったという事実より、「たまたま何かの理由で通話に出られなかった」という方が良いと言うことなのかな???

電話に出ないようなことが連日続くと問題になるのでしょうが、私自身も1回シャワーを浴びていてビデオ通知に応答するのを逃しましたが、数回程度でしたらビデオ通知を逃しても特に問題は無いようです

そして、

私は入国日ワクチン接種を既に2回終えているので、入国後10日目にPCR検査を受けて、14日間の待機期間を10日間に短縮しましたが、その入国後待機期間10日間のMySOSに来たプッシュ通知と、MySOSにて行なった確認・報告の頻度と時間帯をまとめてみました。

OSAクン
OSAクン

これを見ると確かに傾向があるね・・・

入国後10日目のPCR検査、そして自由の身へ

繰り返しになりますが、2021年10月1日から日本入国後の14日間の隔離に関して、新型コロナウイルスワクチン接種証明と、隔離10日後の新型コロナウイルスPCR検査の陰性(緩和陰性証明)が確認されれば、入国後11日目以降に隔離が解除される方針となりました。

ワクチン接種も2回済ませている私は、この入国緩和規制に乗っかり、少々面倒と思いながら、出発日を変更し、隔離期間中の滞在先ホテルもPCR検査所に歩いていけるホテルを探して予約、そして入国後10日目に受検するPCR検査の朝一の予約をしました。

PCR検査は、ホテルサンルートプラザ新宿から歩いて行ける「チームメディカルクリニック新宿」を選びました。この検査所を選んだ理由は、ホテルから歩いて行けることはもちろんですが、検査日同日に検査結果が出ることです。もちろん、検査費用も9,900円とリーズナブルなのも一因です。

そして、今回は10日間の隔離期間後から直ぐに仕事の予定を入れており、実働3日間で直ぐに米国に帰国予定をしているので、信頼出来る検査所での検査が必須でしたので、前回6月の日本出張時に、米国への渡航用の新型コロナ感染検査として、同じチームメディカルクリックの虎ノ門クリニック(新橋)でPCR検査を受けましたが、予約から検査、そして陰性証明書の入手迄がとてもスムースだったこともこのクリニックを選んだ大きな要因でした。

入国後10日目の10月20日(水)の朝一番の9時に予約を入れていたので、当日はそれに合わせてホテルを出ました。西武新宿駅の地下2階にあるチームメディカルクリニック新宿に9時10分前に着くと、既に並んでいる人が・・・

完全予約制で支払いもウェブでの予約時に済ませていたので、受付もID(私はハスポート)を見せて本人確認をするだけでとてもスムース。

検査結果を受け取りはMySOSとなる為、入国から待機期間中に毎日使用しているMySOSアプリとのリンクが必要で、受付横にあるQRコードをスマホでスキャンし、その後直ぐに実際のPCR検査となりました。

地下2階へ
開店前
受付とQRコード(赤枠内)

ちなみに、受付で予約時に気になっていた同クリニックが提供し、同日に検査結果が分かり、PCR検査の9,900円と比べると8,000円と少しお安い中和抗体定量検査に関して質問したところ、

同検査は「新型コロナウイルスの感染や重症化を防ぐ抗体を保有しているかを検査するもので、新型コロナウイルスを検出するPCR検査とは違う」との回答でした。

さらに、「今回の入国後の待機期間の短縮目的や米国渡航用の検査目的とはならない検査でしょうか?」と続けたところ、待機期間短縮や渡航用目的には(中和抗体定量検査ではなく)PCR検査を受けるようにとのことでした。

話がそれてしまいましたが、実際に受検した検査は鼻咽頭から検体を採取するPCR検査で、両方の鼻の奥にしっかり綿棒を入れられ、ぐるぐる何回も回され検体を採取されました。痛くはありませんでしたが、鼻の奥まで綿棒を入れられるのは何とも気持ちが悪いものです。

受付からPCR検査終了まで僅か5分程度で全て完了し、後はMySOSにて検査結果を待つだけです。🙏

検査後ホテルに戻り仕事をしながら結果を待っていると、お昼過ぎの電話会議中にMySOSへプッシュ通知が・・・ 

入国者健康確認センターからの現在位置情報確認かと思ったら、医療機関からのデータとのことで「あれ?もうPCRの検査の結果が出たのか・・・」と思い、電話会議終了次第タップをしてみると、チームメディカルクリニックからの検査結果でした。

少しドキドキしながら、結果を確認してみると無事陰性でした。👍

予想より早く検査結果が届きましたが、明日10月21日 (木)にはホテルをチェックアウトし次のホテルへ移動し、そこで翌々日からの仕事の事前打合わせもある為、早くこの結果を入国者健康確認センターへ通知し、明日の朝迄に待機期間解除通知を受ける必要があるので、早速MySOSを使用して陰性結果の通知・提出を試みました。

まずは、MySOSの右上の設定をタップし、「特別な状況の届出(健康確認センターのサイトに移動)」を選択。

その後以下の画面に移動し、陰性証明の提出や質問に回答する必要がありますが、特に以下の3つに注意しながら陰性証明を提出しました。

  • カテゴリー(目的)選択 => 待機期間短縮の為の陰性証明
  • イメージ選択(ファイルアップロード)=> 陰性証明書アップロード(PDFファイルに加えて、スクリーンショットのアップロードでもOK)
  • 検査機関 => 新型コロナ感染検査を受けた検査所の場所と名前を選択 (私の場合はTokyo、TEAM MEDICAL CLINICを選択)
OSAクン
OSAクン

新型コロナ感染検査機関をドロップダウンメニューから選択するようになっているので、検査機関選択前に、念の為受検予定の検査機関が厚生労働省の検査機関一覧にリストされていることを確認してね・・・

待機期間短縮用の陰性証明を選択
私はMySOSに届いた陰性証明書のスクショをアップロード
私は検査を受けた東京(実際は新宿)とチームメディカルクリニックを選択

最後にSubmitボタンを押した後に、右の提出確認の画面が現れ、提出後1日以内に待機解除通知が無い時は指定のメールアドレスにメールをするようにとのことで、「何時頃に解除通知が来るのか?」と思いなが再びホテルで仕事をしていたところ、

そして、驚いたことに、提出してから僅か30分程でMySOSに右のプッシュ通知が届き、明日(10月21日(木))から待機が解除になるとのこと。

陰性証明書を提出したのが午後12時52分、解除通知が届いたのが午後1時32分でしたので、やきもきする時間もなく僅か40分で解除通知を受領しました。

OSAクン
OSAクン

提出から40分とは速攻だね・・・
内容チェックとかしているのかな〜???

どうせなら即待機解除をして欲しかったですが、規定通り入国後11日目の「明日から待機解除」とのこと。

そして、

翌日入国後11日目、指折り数えて待っていた10月21日(木)の朝、MySOSに「入国者健康確認センターと連携を解除しました」との通知が届き、鎖が解かれ晴れて自由の身となりました。

Freedom !!!

自由になって最初にやりたかったのは、やはりラーメン! 

昼前にホテルをチェックアウトし、荷物をホテルに預けて向かったのは新宿の東口にある一蘭!

新宿は美味しいラーメン屋が沢山あるので悩みましたが、ラーメン二郎と一蘭が最終候補に残り、ラーメン二郎がある歌舞伎町迄歩くのは少し遠いのでラーメン二郎は次回とし、

新宿東口から直ぐのところにある一蘭に行きました。一蘭秘伝のタレととんこつスープのマッチングが抜群の一蘭ラーメンを最後のスープ一滴迄堪能しました。

全くの余談ですが、

その後、池袋のホテルに移動しチェックイン、ホテルで仕事をしていたのですが、急にラーメン二郎の全マシラーメンをどうしても食べたくなり、堪えられず夕飯の時間を前にラーメン二郎 池袋店に足が向いてしまい、10日間の自主隔離の鬱憤を晴らすかのように、ラーメン屋のはしごとなりました。

OSAクン
OSAクン

ラーメン屋のはしご??? 10日間の自主隔離期間が余程こたえんだろうね〜

米国渡航用新型コロナウイルス感染症検査

周知の通り、米国人を含め米国へ渡航する全ての方は、米国に出発する航空便の出発時間の3日以内に検査を受けた検査証明(陰性)、または新型コロナウイルス感染症からの回復を証明する文書の提示が必要です。

10月28日にアメリカ政府 (CDC) が策定した新たな入国制限により、11月8日より国外から空路でアメリカへ渡航する18歳以上の方 (米国籍・永住権保持者除く)は、ワクチン接種完了が必須となります。航空機へ搭乗する際は英語で記載された以下の証明書の提示が求められます。

  • ワクチン接種完了証明書(海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書)
  • 出発前3日以内に行った新型コロナウイルス検査による陰性証明書

Source: ESTA Online Center

10月22日 (金) と10月25日 (月) と2日間終日仕事をし、米国帰国日の前日26日 (火) 朝一番の9時半に予約を入れていたチームメディカルクリニック (TMC) 池袋を訪問しました。

チームメディカルクリニック池袋は、今年の7月1日に開院した新しい施設で、新宿のクリニックと比べると少しこじんまりとしており、現時点では、虎ノ門や新宿では発行している英文での海外渡航用陰性証明書の発行は行なっていないそうです。

ちなみに、その英文海外渡航用陰性証明書ですが、私の米国への渡航時、前回の7月、そして今回の計2回共、チームメディカルクリニックが発行した (英文での海外渡航用陰性証明書でなく) 通常の検査結果のみを、成田空港のチェックインカウンターでスマホ上で航空会社職員の方へ見せるだけで、英文海外渡航用陰性証明書は不要でした。

検査の流れは、“基本”10月20日 (水)に待機期間短縮の為にチームメディカルクリニック新宿で受けたPCR検査と同じで、ホームページで検査前日迄に予約を入れ、クリニック訪問・検体採取、そして同日内にMySOSにて検査結果を受領となります。

1点少し違ったのは、共にPCR検査ではありましたが、新宿では検体採取が鼻咽頭からであったのに対し、池袋では唾液からの検体採取でありました。そして、採取した検体はチームメディカルクリニック新宿に搬送され、そこでPCR検査が行われるようです。費用も同じく9,900円でした。

OSAクン
OSAクン

他人に鼻の穴をぐりぐりされるよりも、自分でする唾液の検体採取の方がいいよね・・・

そして、その後取引先に挨拶回りをしながら検査結果を待っていましたが、午後4時過ぎにMySOSへ通知があり、無事陰性でした。

日本出国・米国帰国

帰国日の10月27日 (水) は生憎の雨模様。仕事の予定も入れていなかったので、出発予定時刻午後5:55発の3時間近く前に成田空港へ着いてしまいました。

殆ど人が並んでいないユナイテッド航空のチェックインカウンターでチェックイン。

パスポートとグリーンカード、そして、新型コロナウイルス感染症の陰性証明書の提示を求められ、陰性証明書は、上のチームメディカルクリニックからのPCR検査結果をスマホ上で見せました。

予想通り空港はまだまだ人が少なく、出国ゲート、手荷物検査、そして出国審査付近共にガラガラでした。

出国ゲート
手荷物検査所
出国審査ゲート

残念ながら、ユナイテッド航空のラウンジのUnited Clubは、前回の7月に続き今回も閉まっておりました。😂

UA838のサンフランシスコ空港(SFO) 行きのゲート付近で待つこと約2時間、やっと搭乗が始まりいつもの通り一番最後に搭乗、一番後ろのエコノミー席へ向かって行くと、意外や意外に機内は予想以上に混んでおり、エコノミークラスは半分とはいきませんが、40%程度は埋まっている感じでした。

実際、私の席は窓側でしたが、3席並びの逆側の通路側に人が座っており、エコノミー3席を使ったエコノミーフルフラットを楽しむことは出来ませんでした。

いつもように機内ではあまり良く眠れず、機内で映画を観たり、少し仕事をしながらやっとSFOに到着。

入国審査を終え、そして税関検査は何のチェックも無く、と言うより質問含め検査自体が無く終わり、到着ロビーに出て来てサンフランシスコに無事戻って来ました。

前回同様、米国入国に際して陰性証明書の提示を求められることはありませんでした。

そこで、米国への入国者向けにでしょうが、自宅で出来るCOVID-19試験キットを無償で配布しておりました。

OSAクン
OSAクン

このサービスはありがたいね・・・きちんと検査した?

実働僅か2日の日本出張を終えて

今年6月の日本出張の際に、成田空港の近くのビジネスホテルの小さな部屋で2週間の自主隔離をし、もうこんなことは懲り懲りと思っていましたが、再度上司から日本出張の命が下り、「実働2日の為に14日間の自主隔離をしてまで行く必要があるのか?」とモヤモヤしながら出張予定を確定するや否や、今度は日本政府の入国待機期間緩和にて、14日間の自主隔離期間が10日間に短縮されました。

フライトスケジュールやホテルの予約を変更しドタバタしながら日本へ出発、14日間から10日間に短縮された自主隔離を体験し、入国後10日目にPCR検査を受け無事11日目に隔離解除となりました。

私の場合ですが、日本への出発前日の10月8日(金)、日本到着日の10月10日(日)、日本入国後10日目の10月20日(水)、そして米国への出発前日の10月26日(火)と、僅か20日足らずの間に4回の検査を受けました。

OSAクン
OSAクン

別に悪いことでないけど、20日足らずの間に4回の検査は多すぎない?

特に、日本への出国前に米国で1回、日本到着後空港で1回と計2回の検査を受け陰性となったにも拘らず、日本入国後10日間の待機期間が必要であることに疑問を感じました。

それ迄の14日間の待機期間を10日間に短縮したことを評価する一方で、14日間から10日間への短縮は実質上あまり大きな差を感じませんでした。隔離期間をいきなりゼロにするのは難しいとは思いますが、日本への出発前と日本到着後に2回も検査を受けるのですから、感染リスクの低いワクチン接種者の隔離期間は半分の入国後5日間程度で充分ではないかと感じています。

新型コロナウイルス感染者数の推移を見ながら、引き続き日本政府も段階的な隔離期間の短縮含め、他の入国制限緩和対策を施行されていくかとは思いますが、実質的な対策を期待したいと思います。

個人的には、次回の日本出張の際には、隔離期間が無くなっている、或いは数日になってくれることを願っています。