
日本入国に際しての「水際対策に係る新たな措置」として、到着空港の成田空港にて厳しくなった検疫検査・入国審査を無事終え、空港から成田空港検疫所の無料バスで京成成田駅まで来て、駅前にある2週間の自主隔離用に予約したコンフォートホテル成田にチェックインしたのが、6月3日(木)の午後4時半頃、飛行機が到着ゲートに着いてから約3時間後でした。
ホテルチェックイン
2週間の自主隔離目的での滞在であることをホテルに伝え、受け入れ条件に同意をした上で予約をしていたので、チェクイン時には、ホテルの方も私が自主隔離滞在者であることを分かっており、予約時にも同意した以下の受け入れ条件に関しての簡単な説明がありました。
- なるべく室内にてお過ごしください。
- 外出時は、マスク着用および外出前後のアルコール消毒の励行をお願いいたします。
- 朝食は部屋食にてお願いいたします。
- 滞在中の客室清掃はございません。(3日に1度タオル類をドアノブにかけさせていただきます。)
- 客室のゴミは、3日に1度袋ごと交換いたします。
15泊分(85,600円- メルマガ割引適用, サービス料・消費税込み)は全額前払いが必要で、チェクイン時にカードで全額支払いを済ませました。それから、元々は滞在中にCOVID-19の陽性反応がでた場合に備え、消毒に係る費用10,000円のデポジットが必要と聞いておりましたが、実際はデポジットの要求はなく、もし陽性反応がでた場合は請求をするとのことでした。

朝食付きで1泊あたり約5,700円になるけど、かなり安いんじゃないの・・・・
ちなみに、2週間の自主隔離期間の数え方ですが、日本入国日の翌日を1日目と計算し、14日間が自主隔離期間となり、私の場合は、6月3日(木)が入国日、翌日4日(金)が1日目となり、6月18日 (金)朝迄の15泊を待機宿泊としてホテルで過ごす必要がありました。
予約した部屋はダブルエコノミーで、ベッドはダブルサイズで少し大きめではありますが、部屋はビジネスホテルレベルで13m2と狭く、もちろんバス・トイレはユニットバス。「2週間この狭い部屋で過ごすのか・・・」と多少の不安を抱えながら2週間の隔離生活が始まりました。

ガラガラの機内でしたが、いつものように全く睡眠を取ることができず、チェックイン時はとても疲れていたので、シャワーも浴びずに取り敢えずベッドの上に横になったが最後、
目が覚めると既に夜の11時過ぎでした。
それから、シャワーを浴びお腹が空いていたので、近くのコンビニに遅い夕飯を買いに出掛けました。

夜中だろうといつでもコンビニに行けて、好きなものを買える日本は素晴らしいよね・・・
コロナの影響で1年近く日本に来ていなかったので、久しぶりの日本のコンビニに気分が高揚していたのか、何も考えずに好きなモノだけを手に取ったのが、こちらの炭水化物のオンパレードで、夜中にも拘わらず水以外は完食し、お腹も幸せ度も130%で眠りにつきました。

自主隔離中ではありますが、翌日、いや同日6月4日(金)は平日で勤務日なので、朝はきちんと起きました。
無料朝食
夜中にあれだけ食べて、しかもその後寝ただけで全く動いていないのでお腹はさほど空いていませんでしたが、無料で朝食が付いているので、コーヒーだけでもと思い2階の朝食会場に行きました。
朝食は、①お席以外でのマスク着用②入場時のアルコール消毒③ビュッフェ利用時ビニール手袋着用のルールの下、ビュッフェ形式で提供されていました。


朝食メニューはヘルシーな洋食中心のメニューですが、自己隔離者はラウンジスペースでの食事は不可ですので、用意されているプラスチックパックに入れて部屋に持ち帰って食べる必要があります。
3種類のメニューをローテーションしていましたが、流石に途中で飽きてしまいましたが、無料ですし文句はありません。

それから、「ウェルカムドリンク」として毎日13時から24時までコーヒーとリフレッシュメントウォーターが、2階ラウンジスペースで無料で提供されていました。コーヒーは、一杯ずつ豆から挽く香り豊かな本格コーヒー、ブレンド、アメリカン、エスプレッソの3種類から選べ、2週間の滞在中大変お世話になりました。
客室清掃
日本入国後の2週間の自主隔離宿泊者に対しては、滞在期間中客室スタッフの方が部屋に入ることは禁止されているため、客室・ゴミ箱清掃もリネン交換サービスは提供されません。
代わりに、
3日に1度のゴミの回収日があり、回収日の朝10時までにゴミを2種類に分別(ビン・缶・ペットボトル / その他)し、部屋の前に出しておく必要があります。
また、タオル類の補充も同じく3日に1度で、タオル類の回収は毎週金曜日でした。リネン類はシーツセットを希望すれば支給してくれますが、自分で交換となります。
初日の朝6月4日(金)が、たままた3日に1度のゴミ回収日と使用済みのタオルの回収日が重なっており、朝食を取りに行こうと部屋を出てみると、私の部屋の7階は2週間の自主隔離客用のフロアーのようで、各部屋の入口の脇にゴミ袋と使用済みのタオル袋がずら〜と並んでおり、その量の多さに少々驚きました。
その様子を写真で撮るのは忘れてしまったのですが、後日撮った私の部屋の3日分のゴミと使用済みのタオルを見ていただくと、廊下にずらっと並んだゴミ袋と使用済みのタオルの壮観な(?)光景が想像できると思います。
そうなんです、毎日コンビ二やスーパーのお弁当でゴミがとても多いんです。


入国者健康確認センターからのフォローアップ
2週間の自主隔離中(待機期間中)は、以下のルールがあります。
そして、それを実際に実行するのが、入国時に登録したメールアドレス、または設定したアプリを利用した以下の3つとなります。
健康状態の報告(メール・ウェブサイト)
1日1回、入国者健康管理センターからメールが届き、指定されたURLから健康状態に関する質問に答える必要があります。と言っても、質問は以下の簡単な2つだけです。

私は体温計を持って来なかったので、毎日「計測できない」・「いいえ」にチェックして返信しました。健康管理センターからのメールは毎日同じ時間の11時過ぎに届き、14時迄に上記を済ませす必要があります。
2週間の内1日うっかり回答をし忘れてしまった日があったのですが、同日の18時過ぎに「まだ健康状態の質問に回答をしていないので、直ぐに回答するように」とのリマインダーのメールが届き、慌てて回答をしました。
位置情報確認アプリ(OEL)による位置情報の報告
入国時に設定した位置情報確認アプリのOEL (Overseas Entrants Locator) ですが、入国翌日の午前11時頃に「ログインの方法」に関するメールが届き、ログイン手続きを行いました。直ぐにチェックインをし、最初の”I’m Here! (今ここ!)をタップして位置情報の報告を行いました。
OELによる位置情報を求める通知は、2週間の自主隔離中に1日決まって2回、一番早かった時間が9:21AM、一番遅かったのが7:58PMの間でランダムでありました。



OELやMySOSの設定方法や使用方法は、こちらの厚生労働省の「日本へ入国・帰国する皆さまへ」を参照下さい。
近所のコンビニに出掛けたりして、私も2〜3度直ぐに対応出来なかったことがありましたが、ホテルに戻った後にI’m Here!をタップして対応しましたが、遅くなっても対応すれば、それが頻繁で無ければ特に問題はないようです。
ビデオ通知アプリ(MySOS)による居所確認
MySOSの設定(アカウント登録含む) は、日本入国時に全てを済ませる必要がありますので、実際にすることは、入国者健康確認センターの担当者からのMySOSのビデオ通知連絡に対応するだけとなります。
ビデオで顔を出すことを要求され、「入国時に報告した登録滞在先にいるか?」という居所確認になります。
MySOSのビデオ通知連絡が最初にあったのは、入国日の翌々日6月5日(土)の5:30PM、2週間の間に合計5回のビデオ通知連絡があり、一番早かったのは9:57AM、一番遅かったのは5:30PMの間のランダムな時間にありました。

一度何故かビデオ通知の呼び出し音が鳴らず、「着信がありました」と言う通知だけあり、再度ビデオ通知があるのでは?と思いその後ずっと待っていましたが、結局その日はビデオ通知の連絡はありませんでした。

私の知り合いも同じタイミングで自主隔離をしていましたが、その知り合いは2週間の間に私の倍の10回程ビデオ通知連絡があり、外出をしていて2回ビデオ通知に出れなかったことがあったそうですが、特に何の問題もなかったそうです。
MySOSのビデオ通知連絡に関しても、1~2回ミスしても特に問題はないようです。

3回、4回とビデオ通知連絡に出なかったらどうなるのかな・・・???
参考までにですが、入国時に提出した誓約書には、誓約書に違反した場合の罰則として以下の文言があります。

2週間の自主隔離を終えて
本日6月18日(金)朝、ついに鎖から解き放されました。😙

14日間の自主隔離なので、正式には6月17(木)いっぱい、6月18日(金)の午前0時をもって自主隔離は終了した筈ですが、この通知を朝に受け取り、重しが取り除かれた気分です。
長かった2週間の自主隔離がやっと終了しましたが、この2週間は「予想以上に辛かった」と言うのが正直のところです。
終わってみればですが、「通知を逃していけない、直ぐに対応しないと問題になるのでは?」と心配していたOELやMySOSの通知も、そんなに神経質になる必要もなく、
直ぐに対応できなかった、通知にでれらなかったことも数回ありましたが、特に何の問題もありませんでした。
大変だったのは狭い部屋でのフィジカルとメンタルの維持で、通常の出張でしたら寝るだけに戻るホテルなので、狭い部屋もそんなには気になりませんが、1日の内ほぼ24時間を過ごすとなると少々事情が違いました。
備え付けの机・イスとベッドの2箇所しか居場所がなく、そのいずれかの場所で基本全てのこと、仕事、食事、テレビ、インターネット(YouTube、ブラウジングなど)、電話、読書、運動、睡眠をすることになりますが、
複数のことを同じ場所で毎日し続けると、
例えば、仕事、食事、インターネット、テレビをイスに座り備え付けの机でやっていると、ON/OFFの切り替えが付かなくなり、実際私の場合は自主隔離中の仕事の効率・クォリティーがとても悪く、テレビやネットブラウジングをしてリラックスしようとしても、常にモヤモヤしてじっくり楽しめませんでした。
また、部屋が狭いと体を動かす意欲もでず、体を動かさないと食欲も今ひとつとなり、食欲がでないとコンビニ・スーパーからのお弁当やインスタント類が主食の食事がさらにアンバランスなり、最初は楽しみだった食に対しても少しづつ興味を失い、後半からは体調も今ひとつ優れませんでした。
外出は基本1日1〜2回、コンビニかスーパーに食事の買い出しに出掛けるだけでしたが、入国管理確認セーターから連絡が来ない時間帯、朝の9時前や夜の8時過ぎに、他者との接触もない少し長めの散歩に出掛けリフレッシュに努め、もう少しきちんとフィジカルとメンタルの維持に努めるべきだったと後悔しています。
今回のように、1人でビジネスホテルで2週間の隔離生活をするような異常事態はこの先もう無いとは思いますが、その時はリビングやキッチンの付いたウィークリーマンションに滞在しようと考えています。
小さなお子さんがいるご家族であれば、ツイン・トリプル・ファミリールームであっても、ビジネスホテル、シティホテルでも狭い部屋は避けて、部屋が広めの宿泊施設を選ぶのが良いと思います。
2週間の自主隔離期間は終わりましたが、これから本当の仕事が始まり、あと2週間、東京、名古屋、京都、大阪でのホテル滞在は続きます。😂

そして、体重何キロ増えたの?