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最近のシリコンバレーでのアウトドアダイニング状況!

一時はカリフォルニア全土がロックダウン状態となり、サンフランシスコベイエリアのレストランも一時閉鎖を強いらましたが、5月後半からカウンティー毎に徐々にアウトドアダイニングが可能となり、カリフォルニア州が制定したビジネス再開基準に従い、9月末からはアウトドアダイニングに加えて、収容可能人数の最大25%までの客数でのインドアダイニングが再開されています。

わたし自身も、3月末から9月末まではテイクアウトを除いて100%外食を控えていましたが、巣ごもりでストレスも溜まりに溜まり、10月に入りインドアダイニングも再開されたのを契機に外食をするようになりました(もちろんアウトドアダイニングです)。

昨日も友人と会うために、シリコンバレーまで出向いてレストランで昼食をしてきたので、その様子も含めて、現在のシリコンバレーを含むサンフランシスコベイエリアのレストランの状況をお伝えしたいと思います。

Blueprint for a Safer Economy(ビジネス再開基準)

Blueprint for a Safety Economyとは、8月28日にカリフォルニア州知事のGavin Newsom(ガビン・ニューサム)氏が発表した、レストランを含む州内のビジネスの再開規定で、ビジネスだけでなく学校再開のガイドラインにもなっています。

Source: COVID19.CA.GOV                         

カリフォルニア州にある58のカウンティ(郡)の状況を、過去7日間の一日あたりの新型コロナウィルス新規感染者数平均とコロナ判定検査での陽性率により、4つのTier(リスクレベル)に分けます。

例えば、

過去7日間の一日の新規感染者数が7人(10万人当たり)を超えるか、コロナ判定検査で陽性率が8%を超えた場合は、一番深刻な状況のTier 1としてWIDESPREAD(広範囲に広がる)のパープルに色分けされます。

Tier 2はSUBSTANTIAL(相当な)のレッドで、過去7日間の一日の新規感染者数が4〜7人(10万人当たり)を超えるか、コロナ検査での陽性率が5〜8%のケースがこのレベルに該当します。

各カウンティのTierは毎週火曜日に更新され、Tier 1からTier 2、Tier 2からTier 3と次のTierに移行するためには、最低でも3週間現在のTierに留まっていること、そして次のTierの基準を連続で2週間満たしていることが前提となっています。

OSAクン
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ということは、
先週Tier 1からTier 2に移行したカウンティが、過去7日間の結果がTier 3の基準を満たしているからといって、直ぐにTier 3には移行できないっていうことだね・・・

該当するTier(リスクレベル)により、そのカウンティの経済活動の許容範囲が決まっており、レストランの場合ですと、以下となります。

  • Tier 1-Purple-WIDESPREAD: アウトドアダイニングのみ
  • Tier 2-Red-SUBSTANTIAL: アウトドアダイニング+収容可能人数の25%以下または100人の少ない方のインドアダイニング
  • Tier 3-Orange-MODERATE: アウトドアダイニング+収容可能人数の50%以下または200人の少ない方のインドアダイニング
  • Tier 4-Yellow-MINIMAL: アウトドアダイニング+収容可能人数の50%以下のインドアダイニング

一方で、最終判断は各カウンティに委ねられており、カウンティによってはTier 2になっても直ぐにインドアダイニングを許可しないカウンティもあります。

現在のシリコンバレーとサンフランシスコの状況

Source: COVID19.CA.GOV

現時点では、カリフォルニア州では全てのカウンティでアウトドアダイニングが可能となっています。

加えて、パープルの12のカウンティを除き、制限付きでインドアダイニングも可能となっています。

サンフランシスコでは9月29日にTier 3(オレンジ)へ移行と共にインドアダイニングが再開し、10月20日にはTier 4(イエロー)となり、11月3日からはインドアダイニングのキャパを最大50%まで許可する予定です。

シリコンバレーのあるサンタクララカウンティでは、10月13日にTier 3(オレンジ)に移行し、インドアダイニングを再開しました。

Source: COVID19.CA.GOV                 
OSAクン
OSAクン

え? サンフランシスコがTier 4、本当かな?

シリコンバレーでのアウトドアダイニング

昨日10月23日(金)、シリコンバレーに住む友人と会う機会があり、車を飛ばしてシリコンバレーのSunnyvale(サニーベール)のダウンタウンまで出向いて、アウトドアダイニングをしてきました。

地元以外の方にサニーベールがどのようなところかと言うと、シリコンバレーの一角でYahoo、AMD、Rambus、Juniper Networksなどのハイテク企業が数多くあります。Amazon Lab 126と呼ばれるAlexaの開発部隊もサニーベールにあったと記憶しています。

とても暖かいところで、今の季節のアウトドアダイニングには最適なところです。

平日の、しかも昼過ぎの待ち合わだったので、どれだけ人がいるかとも思ったのですが、

13時前に着いたときには駐車中にもそれなりの数の車が停まっていました。

ダウンタウンの中心通りをブロックして、車道をアウトドア・ダイニングスペースにしていました。

数あるレストランからアメリカ人の友人の勧めで選んだのは、Yelpでも結構評判がいいMetro Cityというレストランです。 

店内にも2〜3テーブルがあり、インドアダイニングも可能なようですが、天気も良いしコロナも心配でしょうから、店内で食事をする人などもちろんいません。

我々もアウトサイドのテーブルに着席しました。

このレストランはブランチやバーとして有名だそうですが、これまた友人の勧めでバーガーがとても美味しいということで、メニューを見ようしたのですが、メニューが見当たらず・・・

その様子を察してか、ウェイトレスのお姉さんがテーブルまで来てくれ、「スマホのカメラを使ってテーブル上にある丸いコードを写すとメニューが見れるよ」と教えてくれ、少しドキドキしながらそのようにやってみました。

OSAクン
OSAクン

QRコードみたいだけど、丸いQRコードって初めて見たね。これもシリコンバレーだからかな? そんなことないか・・😅

カメラをQRコードに向けると、「メニューを開けますか」とでてきて、それをタップするときちんとメニューが表れました。

コロナ対策の一貫でしょうが、今考えると大したことはないのですが、初めての経験でその時は「便利、流石シリコンバレー」などと感心してしまいました。

(でも、オーダー取りやテープルへ食事を運ぶのも、そして支払いの仕方も通常通りでしたが・・・)

もちろウェイトレスのお姉さんはマスクをきちんとしており(N95マスクのようでした)、一定の距離をおいての接客で、とてもプロフェショナルな感じがしました。

オーダーしたのは、看板メニューのひとつのMetro City Burgerで、かなり厚めのアンガスビーフに、ジャックチーズとチャダーチーズのダブルチーズ、そしてカリカリベーコンにフライドエッグ、野菜はアボカドにレタスとボリューム抜群、バン自体にも味があるとっても美味しいバーガーでした。

友人がオーダーしたのはPhillis Cheese Steakサンドウィッチで、こちらも美味しそうでした。

話は全くそれますが、「アーノルド・パーマー」と言う飲み物をご存知ですか? 

単に紅茶とレモネードを混ぜた飲み物なのですが、有名なゴルファーのアーノルド・パーマーが考案したと言うか、アーノルド・パーマーがゴルフ場のクラブハウスでバーテンダーに頼んで作ってもらっていたのが、ゴルフ仲間やマスコミに広がり、「アーノルド・パーマー」と呼ばれるようになったそうです。

アメリカのアイスティーは通常甘くないので、少し甘めのレモネードとアイスティーがマッチしてとても美味しいですので、もし試したことがない方は是非お試しください。ただのレモンティーと言う友人もいますが、全く違います。 

ちなみに、「アーノルド・パーマー」を紅茶とレモネードの半分ずつと言う意味で「Half and Half」と呼ぶ人もいます。レストランではどちらでオーダーしても通じます。

OSAクン
OSAクン

アメリカ在住の人は知っている人も多いかと思うけど、日本では馴染みがないよね・・・ 

食事を終えて帰る頃には人影もかなり少なくなっていました。

See you next month!(会えるかな?)

昨日友人とは「是非また来月食事をしよう!」と再会を約束して別れはしましたが、「もしかすると来月は難しいかもしれない」と思い始めました。

今朝のニュースによると、昨日(10/23)のアメリカのコロナ新規感染者が8万3千人と記録を更新、しかも、ここ1週間程急増しています。カリフォルニア州では急増はしていないものの、徐々に新規感染者数が増えつつあり、昨日は6千人を超えました。

大統領選を左右するSwing Statesもある中西部では、連日一日の感染者数の記録更新をしている州もあり、これから寒くなるにつれコロナの第3波が猛威を振るう可能性が高いです。

OSAクン
OSAクン

トランプには完全に逆風だね・・・

感染力が強いコロナは、インフルエンザと違い暖かくなっても感染者が増え続け、アメリカでは7月に一度ピークを迎えました。その後経済活動の一時スローダウン、ソーシャルディスタンスの徹底やマスクの着用で徐々に収まってきましたが、ここに来て再び感染者数が急増しています。

大統領選の選挙集会はもちろのこと、学校や店舗が再開し、人が集まる機会や場所が増えているのが主な原因かと思います。 

今はTier 3でオレンジのシリコバレーですが、「近い内にTier 2のレッドに戻り、12月頃までにはTier 1のパープル逆戻りしてしまうのではないか?」と心配しています。

昨日のような暖かい中でのアウトドアダイニングであれば、気分はいいしソーシャルディスタンスも保たれコロナの心配もありませんが、パープルになりコロナを心配しながら、しかも寒い中でのアウトドアダイニングでは食事も楽しめなくなります。

OSAクン
OSAクン

確かにコロナにビクビク、寒さにブルブルしてまで外食したくないよね・・・

最近は回復の兆しが見えてきたサンフランシスコベイエリアのレストラン業界ですが、4月以降に既に300軒以上のレストランがビジネス自体の閉鎖に追い込まれ、その数は増え続けているそうです。

アウトドアダイニングが可能なレストランは、実はかなり恵まれているレストランです。

アウトドアダイニングスペースがないレストランは100%テイクアウトやデリバリに依存せざるを得なく、やっと9月末から最大25%のキャパでのインドアダイニングが可能になったものの、コスト増で開店しつつも利益がでないレストランも多いようで、

まだまだ厳しい状況が続きそう、いや今以上に厳しい状況になるかもしれません。

OSAクン
OSAクン

テイクアウトやデリバリを頼んで、少しでも地元のスモールビジネスをサポートしないとね・・・ 全くコロナ追加経済対策は一体どうなっているのか?

トランプ氏が、大統領選前までにはと猛烈にプッシュしていたワクチンも開発・治験が遅れているようですし、ここサンフランシスコベイエリアでは、まだまだコロナの心配をしながらの半巣ごもり生活が続きそうです。

Stay safe and healthy!